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ゲーム機本体の放熱穴(通風孔)の内部や、USB/HDMI・ゲームカード・SDカードなどのスロット内部(接点がある部分)に、ガラスコーティングを“流し込む/染み込ませる”施工はおすすめできません。
ガラスコーティングは基本的に「表面に薄い膜を作って保護する」技術ですが、穴の中・接点の近くは用途が違います。ここに膜が乗ると、 ①通気の妨げ、②接点不良、③残留成分の堆積、などが起きる可能性があります。
ポイント:「汚れが溜まりやすい場所ほど、塗れば解決」ではありません。穴や端子は“機能部品”なので、コーティングは外装の面に限定して考えるのが安全です。
放熱穴は、内部のファンやヒートシンクが作る空気の流れを通す「通気路」です。空気が吸われ、温まった空気が排出されることで、CPU/GPUの温度上昇を抑えています。
一方、USB/HDMI/カードスロットは、金属接点で電気信号や給電を行う「電気の通り道」。ここは、薄い汚れや酸化でも不具合が出やすい繊細な領域です。
覚え方:外装=触る・擦れる場所 → コーティングが効きやすい。
穴・端子=空気/電気が通る場所 → 余計な膜を作らない方がいい。
放熱穴の一つ一つは小さいですが、全体で見ると空気が通る断面積は大きいです。そこに液剤が入り込み、乾燥後に微細な膜や粉状の残渣が残ると、 目に見えなくても通気抵抗が増える可能性があります。
端子やスロット内部は、金属同士が正しい圧で触れて初めて安定します。ここに薄膜があると、 接触抵抗が増える・挿抜時に膜が剥がれてゴミ化するなど、認識不良の原因になり得ます。
ガラス系の液剤は、施工条件や空気の流れ、湿度などで硬化が進みます。穴の奥やスロット内部は空気が動きにくく、 ムラ・溜まり・ベタつきが残るリスクが上がります。
静電気や微細な残留成分があると、ホコリが余計に付きやすくなることがあります。 「汚れ防止のつもりが、穴周りにホコリの足場を作ってしまった」というケースは避けたいところです。
重要:放熱穴・スロットは「汚れを減らす」よりも、「正常に通る」ことが優先。機能を守る=塗らない判断が安全です。
| 部位 | おすすめ度 | 理由 | 代替策 |
|---|---|---|---|
| 外装の平面(トップ/ボトム/側面の面) | ◎ | 手で触る・擦れる場所。防汚・指滑りに寄与しやすい | — |
| 放熱穴の「周囲の面」(穴の中は除く) | ◯ | 外装面として施工可。ただし液剤が穴に流れないよう注意 | マスキング/拭き上げ徹底 |
| USB/HDMI/Type-Cなど端子の「外周フレーム」 | △ | 外周までなら可能だが、端子内部に入ると接点リスク | 端子キャップの活用 |
| ゲームカード/SDカードスロット内部 | × | 接点・バネ構造があり、膜や残渣が不具合につながる | 定期清掃(乾式) |
| スピーカー穴・マイク穴 | × | 音の通り道。膜で音質低下や詰まりの原因 | メッシュ/ダストガード |
| ファン吸排気口の内部 | × | 通気の要。溜まり・乾燥ムラ・ホコリ固着のリスク | 外装面のみ+掃除 |
現場ルール:「穴に入れない」「端子に入れない」「音の穴は触らない」。この3つを守ると、トラブル確率が一気に下がります。
放熱穴や端子周りは汚れが溜まりやすいのに、強く擦ると傷つきやすい…という悩みが出がちです。 ここは「穴の中をコーティングで封じる」より、外装面の防汚性を上げて、汚れが“乗りにくい状態”にする方が安全で現実的です。
⚠️やりがちNG:「端子内部に綿棒で液剤を塗る」「放熱穴を液で湿らせてから拭く」「スピーカー穴を埋めるように塗る」— これらは不具合リスクが上がります。
コーティングの得意分野は、外装の擦れ・皮脂・指紋・軽い汚れの付着を減らすこと。 放熱穴・スロットは「通路」なので、そこを塗るより、周辺の面を整えて清掃しやすい状態にする方が長期的に快適です。
A. 穴の中に液が入らない範囲なら問題になりにくいです。ただし、液剤を多めに乗せてしまうと流れ込みやすいので、 薄塗り+拭き上げ回数多めが安全です。
A. 周辺の外装面に施工すると、皮脂やホコリが「こびりつきにくく」なり、日常の拭き取りが楽になります。 ただし、スロット内部の汚れは別問題なので、無理に液剤で解決しない方が安全です。
A. 併用できます。端子内部はキャップで物理的に守り、外装はコーティングで防汚性を上げる、という役割分担が相性良いです。
A. 無理に奥へ押し込む清掃は避け、まずは外装面の余剰を拭き取り、十分な乾燥を確保してください。 認識不良や異音、排熱の異常(ファンが回りっぱなし等)がある場合は、早めに点検をおすすめします。
まとめ:放熱穴・スロットは「機能の通り道」。塗るなら外装面まで。汚れ対策は、塗るより“入れない・詰まらせない”が正解です。
リペアフォース秋葉原店では、ゲーム機や周辺機器の素材・形状を見て、穴の内部や接点を避けた安全な施工範囲でご案内できます。 「ここは塗ってもいい?」「ここは絶対避けたい」など、気になる点があればお気軽にご相談ください。
※症状(認識不良・排熱異常など)がある場合は、無理に通電せず状況をお伝えください。
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